今年の冬は例年に増して寒い日々が長く続いた―。
ようやく春の温かさを感じられるようになった4月のある日、
開業を目前にするスカイツリーに向かった。
『江戸楽』では創刊から3年に渡り、
スカイツリーとそのまちの成長を見守ってきた。
すでに観光客が集まり始めている墨田区押上。
通用口にはこの場所で働く多数の若者の姿があった。
スカイツリーの展望デッキに上る。
そこから見渡したまちは、3年前と何も変わらないように見えた。
ツリーから離れ一本路地を入れば、人々の生活が営まれている。
日本、そして世界から注目を集めるスカイツリー。
この空に伸びる塔は、この下町、
そしてこのまちに生きる人々に何をもたらすのだろう。
本特集を通じて、スカイツリーとともに伸びる、
人々の営みを伝えていきたいと思う。 |